敬語とは・・・!?  ④

おはようございます!

 

皆さん、勉強の調子は如何でしょうか?

涼しくなってきたので勉強しやすい環境になってきたと思います。

 

 

さて、今回はより複雑な敬語の文章について話していきます。

 

 

 

 

~✍タイトル~

➀敬語の種類 

 

➁敬意の方向

 

③それぞれの敬意の対象(地の文、会話文)

 

④複雑な文章(地の文&会話文)☜いまここ

⑤その他の敬語

 

 

 

 

④複雑な文章(地の文&会話文)

 

 

 

~地の文~

 

大納言、帝に袴を奉り給ひ侍りけり。  敬意の方向 奉る 作者→帝

                   敬意の方向 給ふ 作者→大納言

                   敬意の方向 侍り 作者→読者

 

この文章は地の文であり、まず奉りに着目すると敬意の方向は(誰が)作者、奉るは謙譲語(動作の客体)=目的語なので(誰に)となりました。

 

次に、給ひに着目すると、敬意の方向は(誰が)作者、給ひは尊敬語(動作の主客)=主語なので(誰に)大納言となりました。

 

最後に、侍りに着目すると、敬意の方向は(誰が)作者、侍りは丁寧語(聞き手)なので(誰に)読者となりました。

 

 

 

 

 

~会話文~

 

内侍、「 大納言、帝に袴を奉り給ひ侍りけり。」

 

 

                   敬意の方向 奉る 内侍→帝
                   敬意の方向 給ふ 内侍→大納言
                   敬意の方向 侍り 内侍→読者

この文章は会話文であり、まず奉りに着目すると敬意の方向は(誰が)内侍、奉るは謙譲語(動作の客体)=目的語なので(誰に)となりました。

 

次に、給ひに着目すると、敬意の方向は(誰が)内侍、給ひは尊敬語(動作の主客)=主語なので(誰に)大納言となりました。

最後に、侍りに着目すると、敬意の方向は(誰が)内侍、侍りは丁寧語(聞き手)なので(誰に)読者となりました。

 

敬語に関してはこの記事の➀~④を読めば大分わかるようになるはずです。

 

古文においては重要な分野なので必ずマスターできるよう是非一度目を通してください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

スカイGrowths🕊は頑張る受験生・高校生の味方です。一緒に第一志望合格に向けて頑張りませんか?

 

まずはお気軽にお問い合わせください🌸その他質問・相談も受け付けています。

 

講師の募集もしています!

 

応援ボタンもタップしていただければ嬉しいです。励みになります💪